“isql”コマンドを使用して、前のページで作成したpetshopテーブルにデータの参照、更新を行います。
データの参照、更新を行うにはSQL文を使います。
データの操作 | SQL文種別 |
---|---|
参照 | SELECT文 |
追加 | INSERT文 |
更新 | UPDATE文 |
削除 | DELETE文 |
このうち、追加(INSERT文)、更新(UPDATE文)、削除(DELETE文)を実行した後には
変更操作を確定する”COMMIT”文、
あるいは変更操作を取り消す”ROLLBACK”文を実行する必要があります。
※”COMMIT”文を実行せずにデータベースから切断してしまうと変更操作が取り消されます。
- データベースに接続していない場合は、”isql”コマンドを使ってデータベースに接続します。
※接続方法は”データベース接続”ページを参照してください。 - “petshop”テーブルに格納されているデータを参照します。
データを登録していませんので、何も表示されません。 - “INSERT”文を発行して、”petshop”テーブルにデータを1件追加します。
- “petshop”テーブルに格納されているデータを参照します。
この時点では、変更したデータはまだ確定していません。
- “COMMIT”文を発行して変更操作を確定します。
- “UPDATE”文を発行して、”petshop”テーブルのデータを1件更新します。
開店日を2009年6月8日から2010年1月1日に変更します。
- “petshop”テーブルに格納されているデータを参照します。
この時点では、変更したデータはまだ確定していません。
- “ROLLBACK”文を発行して変更操作を取り消します。
開店日が2009年6月8日に戻ります。
- “DELETE”文を発行して、”petshop”テーブルのデータを1件削除します。
- “petshop”テーブルに格納されているデータを参照します。
この時点では、変更したデータはまだ確定していません。
データが削除されていますので、何も表示されません。 - “ROLLBACK”文を発行して変更操作を取り消します。
Firebird初心者講座 目次
- Firebirdデータベースの質問にも回答してくれるQAサイト
→エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」
IT系に特化してるのでかなり便利。 - Firebirdはじめに
Firebirdとは?
起動と停止
インストール
環境変数PATHの設定 - データベース作成・接続
ユーザ作成
データベース作成
データベース接続
テーブル作成
データの追加と参照 - メンテナンス・バックアップ
バックアップ・復元
スイープ - プログラムとの連携
Java(JDBC接続)
C++(IBPP)
OpenOffice Base(ODBC)
ODBCドライバのインストール - 管理ツールibWebAdmin
ibWebAdminとは?
ibWebAdminのインストール
ibWebAdminにアクセス
Firebird関連書籍
- Firebird徹底入門
Firebirdをやるなら必須!インストールから実際の運用方法、便利なツール、各言語からの利用方法など幅広く紹介されています。 - The Firebird Book~
アーキテクチャについて書かれていますが洋書。詳しく知りたい方なら読んでおくべき。 - オープンソースデータベースの導入と運用の実際
少し古いですが基本は今も同じ。中古で安く買えます。