企業では個人情報や商品データ等、色々な情報を扱います。
データベースはこれらの情報をSQLという言語を使って様々なシステムから扱えるようにしています。
大規模向けのOracle社のOracleデータベース、Microsoft社のSQL Server。
資格もこの2つが中心です。
他に小規模向けのMicrosoft社のAccess。オープンソースではMy SQLとPostgre SQLがあります。
データベースを専門で扱う機会は少ないため意識しないと身につかないスキルです。
スキル保有者はまだまだ少ないのが実態です。
まずは、プログラムからデータベースを扱えるようSQLを知っておくと良いでしょう。
学習方法
- SQL
プログラミングでデータベースを扱うならSQLは必要です。
SQLが簡単に試せる環境がCDで付いている書籍も多くあります。
SQLの書き方が載っている本が手元に一冊あると良いでしょう。
管理人も複雑なSQLを書くときは必ずそういう本を参考にします。 - データベースの仕組み
資格取得を考えているならデータベース自体の勉強が必要です。
データベースを理解すると設計、プログラムの品質も変わってきます。- 初心者向け書籍を読む
- データベース(OracleやSQL Server)をインストールする
データベースをインストールして動作を確認してみると良いでしょう。
Oracleの資格を考えているならOracleの環境は必須です。
Database 12c Express Editionなら無料でインストールできます。
Oracleのサイトからダウンロード
(DatabaseのDatabase12c Express Editionから。) - Oracleのマニュアルを読む
「2日で~」シリーズがオススメ。管理人は会社で印刷して電車で読んでました。
「2日で~」シリーズを読み終えたら他のガイドも読んでみると良いです。
ただ、マニュアルはある程度の知識がないと難しいかもしれません。
関連資格
- Oracle
Bronze、Silver、Gold、Platinum - SQL Server
MCTS 、MCITP ※1
Oracle Master Bronzeなら入社1年目でも勉強すれば取得できます。
Oracle Master Silverを習得すると一通りOracleの機能を理解できますのでこの辺りを目標としてみると良いかもしれません。
※1 SQL Serverに関する試験は内容によって以下の3つに分かれています。そして、それぞれに上位資格であるMCITPの試験が用意されています。
- MCTS: インプリメンテーション アンド メンテナンス
インストール、設定、メンテナンス等のデータベース管理者の試験。 - MCTS: データベース デベロップメント
SQL Serverを利用したコードの作成等の開発者寄りの試験。 - MCTS: ビジネス インテリジェンス デベロップメント アンド メンテナンス
SQL Serverを利用したBIの試験。
(BIツールの開発をいきなりやる人はなかなかいないと思いますので、基本的には
上2つの試験を狙うと良いと思います。)
関連書籍
入門書
SQL ゼロからはじめるデータベース操作
OracleやSQL server等各種DBに対応したSQL本。すぐにSQLを実行して試せるインストールCD付なので初心者にオススメ。
【改訂第3版】 SQLポケットリファレンス
各種DBに対応したSQL。辞書として使えるので手元に置いておきたい一冊。
絵で見てわかるOracleの仕組み
DBの仕組みを勉強するならまずはこの辺り。分かりやすく書かれています。
資格対策
Oracle Bronzeを取得するには、DBAとSQL2つの試験があり、それぞれテキストと問題集があります。