システム会社は資本関係により大きく3種類(メーカー系、ユーザー系、独立系)に分かれます。
今回は、メーカー系、ユーザー系、独立系について紹介します。
- メーカー系
ハードウェアメーカーのシステム開発部門が子会社として独立した企業。
グループ内で販売するソフトウェア・ハードウェアを組み合わせたシステム開発のノウハウを持つ。
親会社経由で入る2次請け案件の仕事の他、自社の営業で仕事を取ることも多い。ただし、親会社と仕事の取り合いをしないよう、大きい案件は、親会社に営業を譲る取り決めをしている場合がある。
- ユーザー系
ユーザー企業の情報システム部が外販やコスト削減を目的に、子会社として独立した企業。
親会社の業務システム開発で培ったノウハウ・業務知識があるため、そのノウハウを生かした外販戦略となる。
外販を目標としていても、親会社が売上の大半を占める企業も多い。親会社の案件においては、元請けとして受注するケースが多い。>> ユーザー系ITユーザー企業の仕事内容・役割とは
>> ユーザー系ITの企業のメリット6つ、デメリット4つ!
>> ユーザー系SE 1年目の仕事内容 - 独立系
親会社はなく、独自に設立し経営している企業。IT業界の過半数を占める。
IT業界の過半数を占めるだけにあり、独立系は多種多様である。高い技術力により元請けの仕事を多く受注する企業、独自の自社製品・サービスにより、独自のポジションに位置する企業、2次請け・3次請け・派遣業を主体とする企業等、本当に様々。