基本情報を勉強してくると出てくるRISCとCISC。実際に今のコンピュータではどちらが使われているのか調べてみました。
RISCとCISCとは
- RISC
単純な命令のみに絞ったCPUです。単純な命令なので処理の高速化が期待できます。 - CISC
単純なものから複雑な命令まで種類を増やしていて、1命令で色々できるCPUです。
代表的なCPUはどちら?
代表的なRISCとCISCのCPUについて調べてみました。 今のコンピュータで実際に使われているCPUについては後述します。
- CISC
- Pentium Intel製
- Atom Intel製
- Phenom AMD製
- Athlon AMD製
- RISC
- SPARC Solarisサーバで使われている。
- PowerPC IBM製。Macで使われていた。
- PA-RISC HP社のHP-UXサーバで使われていた。
- ARM Android等組み込み世界で高シェア。
パソコン:CISC
昔、RISCとCISCでどちらが主流のCPUになれるか競争をしていたようです。 その結果、CISCが勝利を収めました。なので、現在のパソコンに使われるCPUの主流はCISCです。一覧を見るとパソコンで馴染みのあるCPUはすべてCISCですね。
サーバ:CISC
サーバの世界でも主流はCISCですが、今でもRISCが使わることもあります。
細々ですがSolarisサーバでSPARCというRISCのCPUが使われています。 昔はSolarisといえばSPARCでした。しかし近年はSolarisでさえCISCのCPUが主流です。
組み込み:RISC
組み込みの世界では低電圧で稼動することからRISCが主流です。 スマホやタブレットの場合、ARMというRISCのCPUが大きなシェアを取っています。