仕事をしているとミスしてしまうことってありますよね。
「もう2度とミスしない」と思っても、ミスの対応に追われて更なる重大なミスを起こしてしまったり。
できる限りミスを少なくするためにも、「ミスがどういうときに起きるのか」を理解しましょう。
速さを重視しすぎる
仕事量が多くなると、どうしても丁寧さと速さのどちらかを取らなければいけなくなります。「仕事ができる人」は、このバランスの取り方が上手で、最小限の力で合格点を取っています。
ですが、多くの人はどちらかに偏りがちです。
速さを重視しすぎると、ミスにつながります。
- 丁寧さを重視しすぎる
深夜残業が日常化する。納期遅延につながることもある。 - 速さを重視しすぎる
品質低下につながる。間違いだらけでやり直しとなる。
バランスをうまくとるために、仕事の目的・目標を確認して「目標達成するために何をするか」、「重要度が高い仕事に時間を多く割く」という意識を持つようにします。
お客様への報告? チーム内への報告? 後輩への説明?
「後輩への説明」なら力を入れなくて良いですよね。
最悪、「この資料あるから読んでおいて」でファイルパスだけ渡してしまうとか(笑)
できない仕事を引き受けすぎる
相談が苦手で、自分ひとりで仕事を抱え込みがちな人は要注意。
自分の限界を知りましょう。
仕事を引き受け過ぎると、普通にやっても納期内に終わらない状況になります。その結果、どうにか納期内に収めようとして無理が生じます。
限界を超えることが分かった段階で、上司やチームメンバーに相談して仕事のやり方を見直してもらうようにしましょう。
担当している仕事をすべて放棄するわけには行きませんから、例えば、「難易度が高い部分を先輩に教えてもらう」「仕事の一部を後輩に渡す。」「チェック体制を作る。」という対策が有効です。
知識が不足している
知識が不足していると、作業者本人はミスだと認識しないまま間違えます。これは、ITスキルのような技術の他、プロジェクトルール等の業務情報に関しても当てはまります。
例:ITスキル不足で起きるミス
- Javaで、先頭小文字のクラス名にした。
Javaの規約を知らない。 - 外部サーバへの接続にtelnetを使っている。
通信の暗号化及びその必要性を知らない。 - 必要な情報を一度で取り出すため、A4 1枚の長文SQLを書いた。
データベースの挙動に関する理解がない。
ITスキルに関しては勉強する、業務情報に関しては高くアンテナを張り情報収集することで改善できます。
注意が散漫になっている
人間の集中力はもって90分です。そのため、休憩を取らずに仕事を続けていると、集中力が途切れて十分な注意が払えなくなります。
他にも、「並行で複数の仕事を行っているとき」、「慌てているとき」も注意が散漫になります。
1つのミスで慌てて、重大なミスを犯すということがないよう、一度深呼吸しましょう。
習慣になり慣れきっている
仕事の段取りを覚えてきたときも注意です。
仕事のスピードアップという点では良いことですが、いつもとの少しの違いを見逃してしまう恐れがあります。
重要な作業は、「指差し確認する癖をつける。」「作業者と確認者を設けた2人体制とする。」とししましょう。サーバ運用業務をされてる方は指差し確認を徹底してますよね。
以上、何かの参考になれば幸いです。