「ああ、難しい…」
みなさんは、仕事をしているときに口癖のように「難しい」と言ってはいないでしょうか?仕事をしていると難しいことってたくさんありますよね。
- 複雑な機能の設計書を作成する
- 気難しい部長に向けた報告資料を作成する
- 前回話がまとまらなかったお客様との再度の交渉
等々…
でも、実は、「難しい」ってあまり使わない方が良い言葉だってご存知でしたか?
私が新人の頃に「難しい」を使わない方が良いよって、OJTの方からアドバイス頂きました。
世の中に難しいことはいっぱいある?
ええ、もちろん世の中に、難しいことはたくさんあるのは分かります。
でも、「難しい」と言ってしまうと、そこで思考停止に陥ってしまうんです。
「難しい」→諦めても良いと考える → 実現に向けて考えもしないし、挑戦もしない。
難しいは思考停止するには大変便利な言葉なんですよね。
難しいを1歩踏み込む訓練
難しいと言ってしまうと、「そうか、難しいのか。じゃあ仕方ないのか」となり
検討が終わってしまいます。
そこで、今度から「難しい」が頭に浮かんだら、なぜ難しいと感じたかを考えてみてください。それが、もう1歩踏み込むきっかけになり、自分の成長にもつながります。
何らかの制約から生まれる、難しい
「この機能を実装することはできる?」
『難しいですね』
この「難しい」と感じる理由は何でしょうか。
例えば、機能の実装が難しいと感じる理由として
- 時間的制約
- コスト的制約
- (高度な技術が求められるため)人材的制約
が挙げられるのではないでしょうか。
理由を明確にすることで、何をクリアすれば実現できるのかがはっきりします。
課題がクリアになれば、実現に1歩近づいたと言えるでしょう。
自分の知識不足を隠す、難しい
「この英語読める?」
『難しいですね』
「あと2週間後にある基本情報を取れそう?」
『難しいですね』
こちらはかなり危険な「難しい」です。
なぜ、危険かというと
自分の知識不足を「難しい」で隠していて、自分の知識不足を正当化している可能性があります。
英語が読めないのも、2週間後に控えている基本情報を取るのが難しいと感じるのも自分の知識不足から来ていたら?
難しいと言い続けて、諦めて挑戦しない。
「難しい」は自分の成長を妨げる敵ですね。
「難しい」が自分の知識不足から来ていることが理解できれば、エンジニアとして1歩成長してると言えます。
知識不足だと気付ければ、勉強しようと思えますよね。
できる先輩や上司は難しいと言わない
できる先輩や上司の言動を見ていると、難しいって言わないんですよね。
何をクリアすれば実現できる、という前向きな言い方をしているはずです。
あなたも、難しいから前向きな言い方を使うように心がけてはどうでしょうか。