SEを目指す

SEの適性 SEに向いてる人・向いてない人!

投稿日:2017年1月23日 更新日:

学生時代には友人から「自分はSEに向いてるかな?」とか、「私は文系だからSEに向いてないよ」なんて話を聞くことが多くありました。

僕からすると、やる人はやるし、やらない人はやらないわけで「SEの適性なんてそこまで重要じゃない」と思うのですけど、その人の頭の中にある理想のSE像と自分自身とのギャップから少し弱気になってるようでした。

で、この「理想のSE像」。話をよくよく聞くと誤解している人が多い。
「プログラミングがばりばりできる」は、理想のSE像の必須条件ではないと思うのですが。。

理想のSE像の誤解を解くためにも、僕が会社で何年も仕事した経験から次の話をしたいと思います。

  • どんな人がSEに向いているのか
  • どんな人がSEに向いてないのか
  • 実は、SEになるにあたってほとんど関係ないこと
  • それでも適性がないと悩むなら

最初に言っておくと、文系出身者、プログラミング未経験でも優秀なSEになれます。

SEに向いている人

  • 新しい技術・知識を身につける意識がある
    IT業界は次から次に新しい技術、システム開発手法が出てきます。「この技術を身につけたから安泰だ」なんてことはありません。
    自分の知識を最新化していくことが求められます。ですから、ITニュースを常日頃チェックしておくことが大切です。

    また、IT技術以外にも、システム開発をするためには、お客様の業務を理解することが重要。

    • 金融関係のシステム開発の担当になれば、金融
    • 医療関係のシステム開発の担当になれば、医療
    • 農業関係のシステム開発の担当になれば、農業
    • 土木工事関係のシステム開発の担当になれば、工事業務

    金融関連システムを長年担当していても、別プロジェクトに移ればまた別の金融知識が必要になります。だから、この「新しい技術・知識」というのは、ITに留まらない非常に広範囲が対象です。

  • コミュニケーション能力が高い
    システム開発は一人で行うものではなく、お客様、上司、先輩、協力会社等の多くの関係者と協調してシステムを作り上げます。

    ですから、職人気質や研究者のような一人で黙々とこなしていく能力よりも、関係者との意思疎通や集団における協調性が重要になります。

    以前、上司から教えてもらったのですが、「自分の意見をごり押しして主張する人」や、「何を考えているか分からない人」お客様との打ち合わせには怖くて連れて行けないそうです。

  • 論理的思考が得意
    SEはコンピュータを扱った仕事をします。コンピュータは当然ながら感情で動くものではありませんよね。システム設計やプログラムのバグ修正では筋道を立てて考えること、仮説を立てて検証することが求められます。
     
    また、「集団で協調して進める」ということにおいても論理的思考が求められます。
     
    「集団で協調して進める」ということは、相手に目標や方法を理解してもらう必要があります。
    それには筋道立てた提案が重要。
     
    例えば、大学のサークル運営について話し合うときに、感情的に「これが良いんだ!」なんて言われても、「なんで?」って思って誰も着いて行きたくないですよね。

SEに向いてない人

SEに向いてない人について考えたら、SEならではというより「一般的に仕事ができない人」に辿り着きました。なので、僕が考える特にSEに向かない要素を1つだけ挙げます。

  • 勉強する気がない人
    入社して10年経っても、新人研修で勉強したことを理解してない人が居ます。業務で使わないを理由に勉強していないわけですが、
    知識を身につける姿勢がないから新しい業務を担当できないんですよね。

関係ないこと

会社生活は定年まで勤めると約40年あります。大学4年間で身につけたことなんて、下地にしかなりません。社会人になってから身に着けることの方が多い。

だから、学生時代の差なんてあまり気にすることないです。

  • 文系か理系か
    理系はPCを扱っているから、SEに向いてる。
    理系は数学が得意だから論理的思考が得意。

    これは大きな誤解。

    レポートを書くことでも、論理的思考力は身に着きますし、理系でもPCを詳しくない人も多いです。各社の採用ページに「文系でも大丈夫」と書いてあるのは、この大きな誤解を解きたいからでしょう。

  • プログラミングの知識
    僕自身の経験から絶対にはこれは言いたい。プログラミングの知識が多いことで、周りより優位だと感じたのは入社2年目まで。

    プログラミングの知識なんてITスキルの中のごく一部にすぎません。プログラミングをしない業務は多くありますし、年次があがるとプログラミングよりもパワポやexcelで資料作る方が圧倒的に多いです。

    プログラミングに対して過度な嫌悪感を持つ人はさすがに厳しいのかもしれませんが、
    プログラミング経験の差なんてをたかが知れてます。

それでも適性がないと悩むなら

というわけで、文系の方は何も心配することはないですし、プログラミングの経験がある理系の方は、周囲よりほんの少し詳しいだけなので、他の事も勉強しましょう!

#追記

こう書いても、「自分には適性が無い」と悩み続ける人も多く居ますよね。

いくら、私が大丈夫だと思うって文章で書いたとしても、
「経験不足や現状の環境」から来る悩みに対しては、何の解決にもなりません。

そういう方は、自分で一歩行動を起こすことが、一番の解決策ではないでしょうか。

私のSE経験からどのように行動を起こせばいいのか書いてみました。

自分がSEに向いてるか不安な学生・未経験の方へ

私は「文系の方は何も心配しなくていい」と考えているのですが、
やはり、「プログラミング未経験だと不安」と感じる学生の方は多いようです。

プログラミングを少しでも経験して自信をつけたい方は
大学の授業を取ってプログラミングを触ってみてはどうでしょうか。
プログラミングを少しでもやれば自分の向き・不向きが分かります。

ちなみに、独学からスタートするのはおススメしません。
情報科の学生だって、授業で学んでから始める人が多いんですよね。
独学では、ちんぷんかんぷんになります。

もし、大学の授業を取る機会が無い方は、オンラインのプログラミング教室なんていかがでしょうか。
オンライン・プログラミング教室 TechAcademy(テックアカデミー)では、1週間の無料プログラミング体験教室を開催しています。

自分がSEに向いてるか不安、悩んでる方は、実際に触ってみた方が話が早いです。

>> 最短4週間!家でも学べるプログラミングスクール!はこちら

ちなみに、Tech Academyの有料のJavaエンジニアコースは「就職保証付き」です。就職が決まると受講料キャッシュバックなので、SEを目指してるけどプログラミング未経験で自信が無い学生さんには便利なサービスではないでしょうか。

SEの適性が無いと悩む若手SEの方へ

若手SEの方は、未経験からの不安感ではなく、ある程度仕事をしたうえで、SEに向いてないと感じられているかと思います。

自分の能力を会社で生かせるときって、会社における役割と自分の長所が噛み合ってる状態ではないでしょうか。(フランス料理の有名シェフが工事現場で仕事しても戦力外ですよね。)

また、自分自身と会社の目標に、ミスマッチがあるのかもしれません。
上流工程をやりたくてSEになったのに、興味の持てない下流工程ばかり担当したら、自分はSEに向いてないと勘違いしてしまいます。

転職エージェントが掲載している非公開求人を見たことはありますか?

私も同じように悩んだ時期がありますが、世の中に様々な仕事があることに気づかされました。
自分の目標に近い会社に勤めると、ミスマッチは解消できます。

今の仕事だけでSEに不向きと決め付けるのは気が早いです。
(非公開求人はやはり大手のdodaやIT系専門のレバテックキャリアが多い。マイナビ転職のような転職サイトに載らない求人って驚くほど多いですよね…)

以上、何かの参考になれば幸いです(^^)

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